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STK-S-1A Wiesent

GREAT DANE COMPANY STK-S-1A "Wiesent" 第３世代 局地型小型戦車・湿地仕様

"民間軍事企業G.D.Cは皆様の安全と平和を守っています"


概要:

巨大採掘機械"Bagger"の採掘能力は期待以上であり、"Eruzea帝国"陸軍が"Chevalier連邦"の土地へ侵攻するのに時間はかからなかった。空軍によって侵攻経路の安全が確保されている中、開通した巨大トンネルの中から陸軍の機械兵器が整列して姿を現し、各地へと戦力が展開されていった。北大陸最強とも呼ばれる帝国陸軍が連邦へ到達したことにより、軍上層部は今回の戦争も勝利できると確信していた。しかし、その確信を揺るがすような事態が発生した。

各地に展開した機械兵器の多くが泥沼や積雪によって走行不能状態となる他、氷点下を下回る気温と豪雪によって武器系統に異常が発生し、戦闘不能状態へと陥る機械兵器が続出。物資輸送用の小型トラック"Bordeaux"も運用が困難な程であり、後方からの物資補給が滞っている状態となってしまった。今までに経験したことがないような急激な環境の変化及び、支援物資も得られず弾薬や食料が不足する状況に対し、前線の兵士達は古参兵に至るまで多くが疲弊しきっていた。極めつけは機械兵器の故障であり、このご時世において機械兵器を持たない軍隊の戦闘能力など皆無に等しく、北大陸最強と呼ばれた帝国陸軍の侵攻速度は、ある日から勢力図を1㎜も塗り替えることはなくなってしまった。

この状況を待っていたとばかりに、後方の連邦軍主力部隊は前線へと移動を開始。弱り切った前線の帝国軍兵士達にその情報が伝わると、動かない機械兵器を爆破して徒歩で撤退を始めたが、この撤退という段階で多くの者が凍傷によって命を落としていった。このような状況を見かねた軍上層部は侵攻戦から防衛戦へと軍団の指針を変更し、前線の陸軍に対して連邦領内における最終防衛線まで撤退するよう命令を下した。

G.D.Cは直ちに"Chevalier"の環境を調査し、環境に適応した兵器の開発を開始。多くの機械兵器を失った帝国軍からの要望によって開発、設計されたのが局地型小型戦車"Wiesent"である。G.D.Cの調査の結果、"Chevalier"の土地は雪原地帯や湿地地帯で大半が構成されており、従来の機械兵器では大量の積雪や深い泥沼に対応するのは困難であることが判明した。武器系統の異常は氷点下という極寒の環境が原因であり、精巧で複雑化した構造の武器が凍結することで故障していたことが解析できた。

これらの問題に対応する為、"Wiesent"の車体前方には除雪板が設置されており、進行方向の積雪を左右へ受け流すことで豪雪地帯での運用を可能とした。また、"Bordeaux"の反動制御装置を開発した研究者の協力により、"Wiesent"には新型の運動制御装置が使用されており、平地での機動力は勿論ながら、湿地地帯における大抵の泥沼に対してもある程度の機動性を確保することに成功している。氷点下による凍結が原因で故障が起きていた銃火器の問題に対しては、石炭の燃焼によって生み出される排熱を利用。銃火器周辺に排熱パイプを通し、パイプから伝わる熱によって銃火器の凍結を防止することに成功している。

また、局地型機械兵器は環境に合わせた塗装へ変更することがG.D.C社長によって採用されており、"Wiesent"には黒色と灰色によって構成されていた伝統的なG.D.C専用塗装とは異なり、湿地帯を基準とした迷彩塗装が施されている。

※これはフィクションです


仕様:

製造費:337$　維持費:6$
総重量:908/2700　最高速度:96km/h
搭乗員:8名　推奨搭乗員:9名
石炭:6　弾薬:30　水:6　修理:30　
補給:5/8
命令時間:9秒


使用MOD:Tiny Tracks, Shaping unified, WhiteFox3030's Modules MKII, The Royal Armoury No Restrictions