Abonnera för att ladda ner
兼木 理香子

架空オリジナルレスラー

理香子は物心つく以前より、絵を描くことが好きだった。
クレヨンなどを握っては、あらゆる場所に線を引いていたという。
言葉を覚える頃には大人が見てもそれなりの絵を描いていた。
見た物を正確に紙に写し取ることが非常に得意であった。

学校に通う頃になると、そんな観察力が別の方面にも発揮されるようになった。
物がどういう構造でできているのか、瞬時に判断がつくのだ。

目の前にある何かの どこをどういじれば分解できるのかなんてことも、容易に理解することが出来た。

それは、生きている物に対しても同様だった。

虫や魚などをパーツごとに精緻に分解してみせた。

犬や猫、人なんかも、同じように見えていた。

根は優しい子なのでけしてそんな行為には及ばないが、それが許される場所であったなら…。

狂気集団マッドネスのリーダー、ケイがそんな彼女を見つけたのは、彼女が美大を出てすぐに、カブキチョーグラマラス専属の、グッズデザイナーになっているところを切っ掛けとする。

マッドネス加入後も、グラマラスとのグッズ仕事は普通にしているようだ。

実は試合中、フューリーの肩を理香子が壊し、顔を合わせられないような状況になったのだが、平日に普通にフューリーがデザインの仕事を依頼しに来て、口ごもる理香子に対し「それとコレとは話が別でしょ」と笑顔で返したという。